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『K』4号

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<特集> それぞれの市場―日本編―

 通信販売やネットオークションは暮らしに溶け込み、スーパーやコンビニでは非接触が急速に広がっている。
辞書は「毎日または定期的に商人が集まって、商取引を行う場」を市場としているが、今では誰も集まらない仮想空間が現実空間「現場」を凌駕する勢いで、非接触どころか、何者かさえ知れない相手とのあいだで商取引が完結するケースも少なくない。宅配員とのやり取りですら、「ポストイン」や「置き配」によって機会が少なくなってきた。もちろん価値を生み出す根本は商品そのものであるし、余計なコストをかけたくないのは当然だ。また、感染拡大を防ぐにはうってつけの形態である。
 しかし、それですべてなのだろうか。「現場」とくに市場・商店街をテーマとしたメディアは意外に多いが、何かひとつの枠組みのみで論じるなど偏りもあるように見受けられる。そして、そのことが「現場」から現実味を奪い去るという皮肉な結果をもたらしているケースもあるように感じる。
 そこで本特集では、売り買いの「現場」について多様な事例と視点で語ることを通して、文字通り現実の場としてその存在を捉え直してみたい。


市場逍遥―京都出町桝形商店街
   :竹川大介( 北九州市立大学)
地方都市商店街と城下町の近代
  :塚原伸治(東京大学)
日常の市場―旦過市場
  :竹川大介( 北九州市立大学)
新橋西口 闇市から雑居ビルへ
  :初田香成(工学院大学)
市場と古本屋
  :宇田智子(市場の古本屋ウララ)
エスニック市場、大阪生野コリアタウンの変容
  :福本拓(南山大学)
セリ人として見た築地魚河岸
  :鈴木允 (一般社団法人日本サステナブルシーフード協会)
大規模化がもたらすもの―愛媛県の農産物直売所
  :山藤篤(愛媛大学)
非日常の市場、長浜黒壁スクウェア
  :中井郷之(大阪成蹊短期大学)
市が生み出す「楽しさ」と「縁」
―東京谷中・根津・千駄木地区の一箱古本市とほおずき千成り市から
  :石井清輝(高崎経済大学)

<連載 きょうもきょうとて> 第5回 復元新調
 :杉本良男(国立民族学博物館名誉教授)
社会人類学者が住んでみた京都

<連載 西域を読み解く> 第5回 第一回探検隊の新疆調査とその前後
 :片山章雄(東海大学)
20世紀初頭中央アジアを踏査した大谷探検隊は、「実際に会って、話してみる」の実践者である。地域の理解に果たした功績を紐解いていく。


表紙写真:杉浦正和

B5判・本文60ページ・2022年9月15日発行
ISBN:978-4-910349-04-6



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